2006年06月16日
オペ
最近ブログをさぼり気味ですが、なんとかぼちぼちと仕事をやっております。
今週、慢性実験のための電極埋め込み手術を行った。32 chennel と 64 channel のシリコンプローブを埋め込む。ひさびさの手術で手間取ってしまって、手術に 13 時間もかかってしまった。ラットもさすがにヘロヘロになって、完全回復にはもうすこし時間がかかる模様。
それにしても、やはり慢性実験用の手術はしんどい。特に麻酔がむづかしい。僕はイソフルレンを使っているのだが、少なすぎるとラットが起きてしまって暴れ出すし、多すぎると死んでしまう。ラットにとって痛い作業をするときは覚醒しやすくなるのが難しいところ。
しかも、手術が終わってからも、ちっとも安心できない。たとえば、電極の挿入口に出血があると、そこで血が固まって電極が折れてしまう。(シリコンプローブはかなり脆い。)前回はそれで失敗した。それで、今もびくびくしているところ。
投稿者 sfujisawa : 21:44 | コメント (20) | トラックバック
2006年06月02日
ペトルーシュカ
昨日のはなし。朝、ラジオを聞き流していたら、その日の夜 American Ballet Theatre (ABT) がストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」のバレエをやる、というコマーシャルが流れていた。ペトルーシュカは大好きな曲なので、さっそくネットで確認してみると、最前列の席がまだ売れ残ってたので、ついついそのままネットでチケットを予約してしまう。
それで、その夜、リンカーンセンターへ。オール・ストラヴィンスキー・プログラムで、ペトルーシュカのほか、Apollo と Jeu de Cartes (A Poker Game) など。「ペトルーシュカ」は、老魔術師に魂を吹き込まれた3つの人形たち(ペトリューシュカ、バレリーナ、ムーア人)の三角関係、というかペトルーシュカが一方的に虐げられるお話。ストラヴィンスキーの曲自体がすばらしい上に、踊りもなかなか面白い。ペトルーシュカやバレリーナ人形のカコカコした機械的な踊りもすごいうまかった。バレエを見るの自体、昨日が初めてだったのだが、かなり楽しめた。最前列だからよく見えたし。というか、ぼくけっこうバレエ好きかも。なんか流麗でダイナミカルで美しい。バレエ、いいわ。また来よう。