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2005年09月30日
帰米
今日、日本での面接試験&休暇を終えて、コンチネンタル008便でアメリカへ帰る。日本でお会いした皆様、平日だというのに相手をしていただいて、ありがとうございました。
さて、今回もアメリカへの入国審査でトラブル。J1-VISA待遇で入国するためには、パスポート+VISA+DS2019が必要なのだが、入国審査時に、DS2019をFort Leeの自宅に置き忘れてきたことに気づく。やばぃ! 焦って入国審査官のにいちゃんに弁明すると、「じゃあ special inspection を受けてくれ」と言われて、別室へ移動させられる。
まずいなー、入国拒否されるかなー、とびくびくしていたが、別室では軽く叱られただけで、とりあえず仮の I-94 (一ヶ月のみ有効)を発行してくれた。DS2019を後から移民局に郵送すれば、正式なI-94を発行してくれるらしい。(たぶん発行までには相当時間がかかるだろうけど。)
それにしても、I-94絡みでよくトラブるなぁ。。まあ、今回は悪いのは僕なんだけどね。
投稿者 sfujisawa : 22:28 | コメント (0)
2005年09月21日
コンチネンタル
今日は、センター主催のセミナーで、演者はブザキ研最大のライバル(?)であるMcNaughton。内容はplace fieldについての話で、今までのreview的な内容から最近の論文の内容まで。話を聞いたかんじでは、なんとなくこれからMoserラボとつながりが強くなっていくのかな、という印象を受けた。それにしても、最近、毎日セミナーを受けているような気がする。
さて、明日は一時帰国のためのフライトである。
僕は、マイレッジをコンチネンタル航空でためている。コンチネンタルの拠点はニューアーク(とヒューストン)だから、ニューアーク-東京間の直行便があり便利だからである。
しかし、今回はチケットを買うのが少し遅かったみたいで、直行便が売り切れていた。
別にコンチネンタルはこだわるほどたいした航空会社でもないのだが、マイルを貯めて、エコノミーをビジネスクラスに格上げしてもらうのが僕の長年の夢なのである(←えらい小市民的な夢ですが。。)というわけで何が何でもコンチネンタルでチケットを探したところ、結局、ヒューストン経由で帰ることになった。えらい南回りの上に、出発時間が早朝なので、明日朝4時に出発しないといけない。しかも、ハリケーン・リタが接近中!?
でも、マイルがたまるからいいのです。
投稿者 sfujisawa : 22:26 | コメント (0)
2005年09月20日
セミナ
今日のラボセミナーは、Brunelのトーク。Brunelは先週末のNYUのシンポジウムでも来ていたが、彼はわざわざフランスから来ているので、おそらくNYUのシンポジウムのついでにNY周辺の大学を訪問しているのであろう。今日のトークは、小脳パーセプトロンの話。このNeuron論文の内容。この内容ならついていけるだろう、と思っていたが、途中、数式をフォローしきれなくなってから、挫折。全く話についていけくなった。むーん。。
それにしてもラボの半分ぐらいのメンバーはきちんと理解していたので、ちょっとくやしい。
投稿者 sfujisawa : 21:30 | コメント (0)
2005年09月19日
キンコース
来週、あるfellowshipの面接審査が東京である。東海岸から東京まで12時間かけてのフライトはけっこうキツイが、でもまあ、一時帰国できるのでそんなにイヤでもない。
さて、その面接審査には、A0のポスターが必要らしい。うちのセンターには、A0が印刷できるような大判プリンターは置いていない。A4を16枚印刷してつなぎ合わせる、という手もあるが、面接経験者に聞いたところによると、面接時は時間が短いために16枚もちまちま貼っていると、面接官に焦らされるらしい。
さてどうしようかと思ってけんじさんに相談したところ、Fedex-kinko'sという店を教えてくれた。東京にも何店か支店があって、A0などの大判プリントなどのサービスをやってる店らしい。しかもオンラインでファイルが送れて、ポスターの受け取りは現地でできるらしい。これは便利、ということで、さっそくイラストレータで作ったA0ポスターファイルをオンラインで東京のKinko's支店に送って、見積もりを依頼したところ、なんと金額は1万円!高い。。2~3000円かと思ったのに。さてどうしたものか。。
投稿者 sfujisawa : 22:30 | コメント (0)
2005年09月18日
シンポジウム2
今日もシンポジウムに参加。今日の発表者は、Sompolinsky、Treves、Dayan、Brody。Sompolinkyは、10年ほど前まではHopfieldネットワークをやってた人。今日は、パーセプトロンの発展型の、「Temporotron」(なんか、パーセプトロンに時間情報を入れたらしい)について発表していた。Trevesっていう人は、いままで知らなかった。話しの内容は全く理解できず。チョムスキーの話とかしてたから、言語系の話しらしかったのだが、話しの前提がまったく分からず、1スライドたりとも理解できなかった。。Dayanもえらい抽象的で全くついて行けなかった。Brodyは、Romoと共同研究でやっている、これ系の話し。
まとめると、今回のシンポジウムは、理解不能の部分が7割以上あった。うーむ、むずい。。
それにしても、土日にシンポジウムがあると、洗濯と買い物(いつも週末にまとめてやっている)に行けないので少し困る。。
投稿者 sfujisawa : 21:22 | コメント (0)
2005年09月17日
シンポジウム
この土日はNewYorkUnivで、Theoretical Neuroscience のシンポジウムがあるので、出席してみる。朝早起きしてマンハッタンへ。NYUはマンハッタンの南部にあり、バスと地下鉄で45分ほどで到着。しかし、印刷して持ってきた地図が、どうも会場とは別の建物の地図だったらしく、NYU内で会場が分からず迷ってしまう。しかも途中でえらくトイレに行きたくなって、夢中で周辺を探しまくる。15分ぐらいで会場を発見し、速攻でレジストレーションをすませてトイレに駆け込む、といったかんじでした。
結構ラボのメンバーも来てたみたい。けんじさんとしゅうぞうさんも来てました。発表者はなかなか豪華なメンバー。今日は、Hopfield、Ermentrout、Brunel、Destexheの4人。
Hopfieldは、今日はこの論文系のはなし。完全にはfollowできなかったので、ちょっと勉強して後日またまとめてみます。Hopfieldは今日実物を初めて見たのですが、ひょろっと背が高くて、目のくりくりしたおじいちゃんでした。さすがに彼の発表やコメントにはみんな一目おいて真剣に聴いていました。なんとなく、日本の神経科学会での甘利先生的な位置、みたいなかんじ。しまった、サインもらっとけばよかったかなー。。(←ミーハー)
Ermentroutは、たしか昔はSelf-organization mapとかやってたような記憶があるのだが、今日は、phase resetting curve(PRC)の話し。このPRCが、結局何のことで、何の役に立つのか分からなくて、話しについて行けなかった。途中うたたねしてしまう。ちょっと自己嫌悪。
Brunelはこの論文(このエントリ参考)の話。Brunelは思ったよりも若かったです、
Destexheのみは、実験の話し。主に、コンダクタンスとノイズについて。このNRNの話しをベースに、最近のデータを加えて話しをしてました。まだもうしばらくこの方向性を続けるみたいな感じでした。そういえば今日しゅうぞうさんに教えてもらったのだが、Destexheは最近こんなJNP論文(ネコ、イントラでのUP-DOWN)を出してたらしい。見落としていた。。(それにしてもこの充実した内容でJNPっていうのが、また彼のすごいところです。。)
投稿者 sfujisawa : 22:19 | コメント (0)
2005年09月16日
Neuron 9/6
今日は手抜きでメモのみ。
Roles of NMDA NR2B Subtype Receptor in Prefrontal Long-Term Potentiation and Contextual Fear Memory
M.-G. Zhao, H. Toyoda, Y.-S. Lee, L.-J. Wu, S.W. Ko, X.-H. Zhang, Y. Jia, F. Shum, H. Xu, B.-M. Li, B.-K. Kaang, and M. Zhuo
海馬ではNR2AがLTP、NR2BがLTDという報告が去年あったが、PFCではNR2BもLTPに関わるよー、という論文。
Dissociable Controlled Retrieval and Generalized Selection Mechanisms in Ventrolateral Prefrontal Cortex
D. Badre, R.A. Poldrack, E.J. Pare-Blagoev, R.Z. Insler, and A.D. Wagner
Wagnerラボ。ヒト、fMRI。4種類の言葉の選択課題(judgment specificity, cue-target-associative strength, competitor dominance, and number of competitors:論文Fig1参照)を行う。このとき、ventrolateral prefrontal cortex (VLPFC)の各部位で、課題の種類によって活動レベルが異なった、という話し。
Dynamics of Parietal Neural Activity during Spatial Cognitive Processing
D.A. Crowe, B.B. Averbeck, M.V. Chafee, and A.P. Georgopoulos
GABAergic Excitation Promotes Neuronal Differentiation in Adult Hippocampal Progenitor Cells
Y. Tozuka, S. Fukuda, T. Namba, T. Seki, and T. Hisatsune
投稿者 sfujisawa : 21:45 | コメント (0)
2005年09月15日
講習会
今日は、実験動物利用の講習会を受けてきた。この講習会は、動物を利用する人は必ず受けないのだが、ごくたまにしか開催されないので、受講する機会を今まで逃していた。
今日の参加者は3人で、他の二人は若手のPI(ラボのリーダー)だった。アメリカでは実験動物の利用は、連邦法の規制の対象になっているらしく、変なことをやっているのが発覚したら、即座に実験を休止されられるらしい。なので、PIの二人はことさら熱心で、質問しまくっていた。(おかげで、予定では1時間半の講習会が、2時間半近くかかってた。。)僕は例のごとく英語が聞き取れなくてついていけなかったのだが、アメリカではこの辺のことは結構まじめみたいだということは分かりました。
投稿者 sfujisawa : 22:43 | コメント (0)
2005年09月14日
セミナ
今日は夕方からセミナー。内容は、ショーンの発表練習。今年ショーンは院の5年目で、一年後にthesis defence(学位審査)をするらしい。で、うちの大学ではthesis defenceの一年前に、「proposal」という発表があり、学位審査研究の内容(計画を含む)を、学位審査の審査員となる教授陣の前でプレゼンテーションをしなければいけないらしい。今日はそのpraposal用の発表練習。
発表時間は50分ぐらい。長い。。僕の博士審査のときは、発表時間は20分しかもらえなかったぞ。こちらではじっくり時間をとって発表させてもらえるみたいで、この辺は羨ましい。
ショーンのプレゼンは、英語もスライドもわかりやすくて、なかなかでした。終了後はみんなでコメント大会。ギューリーは、スピーチのスピードがはやいのでもっとシンプルにして主張したいことをクリアに、というかんじのコメントをしてた。この辺は、日本でもアメリカでもあまり変わらないかな。明日もういちど発表練習するらしい。
話は変わりますが、ラットの脳のイラスト図を探してたら偶然見つけたのですが、脳をイメージしたドレス。エリ松居作。松本元先生とコラボらしいです。。そういえば昔、後輩のRが、ニューロサイエンス・ミーティングのおみやげに脳がでかでかとプリントされたデニム製のトートバッグ(会場で売っていた)を彼女に買って帰ったら、ひかれた、と言っていたのを思い出す。今度はこのドレスを試してみてください。
投稿者 sfujisawa : 21:41 | コメント (0)
2005年09月13日
PNAS 9/13
Orthogonal arrangement of rhythm-generating microcircuits in the hippocampus
Tengis Gloveli, Tamar Dugladze, Horacio G. Rotstein, Roger D. Traub, Hannah Monyer, Uwe Heinemann, Miles A. Whittington, and Nancy J. Kopell (Contributed by Kopell)
海馬スライスの電気生理。3次元的な構造をもつ海馬を、いろいろな面でスライスにして、カイニン酸をかけたときのgamma/thetaの発生・同期がどう異なるかを評価。Networkの方向性に注目した論文。スライスの作り方は以下の3種類;
・transvers(Ventralの海馬をholizontalに切った平面。いちばん一般的な平面)
・longitudinal(Ventralの海馬をsagittalに切った平面)
・coronal(Ventralの海馬をcoronalに切った平面)
transversスライスでは、gammaは発生するが、thetaは発生しない、longitudinalスライスでは、thetaは発生するが、gammaは発生しない。coronalスライスでは、両方発生する、という結果。組織染色もやっていて、O-LM cellの投射方向の違いなどに注目してdiscussionしています。
投稿者 sfujisawa : 19:59 | コメント (0)
2005年09月12日
MET
日曜日はマンハッタンのメトロポリタン美術館(MET)へ行く。Fort LeeのうちからMETへの行き方は、まずFort Leeのバス停からバスに乗り、ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡って、マンハッタンのワシントン・ブリッジ・センターへ行く(約5分)。このセンターは、マンハッタンの北端に近い、178th St。ここからバス(M4)に乗って、ひたすら南下。METは 82nd Stだから、通り100本近くあって結構遠い。しかもバスは2-streetごとに停車するからかなりノロノロで、約1時間ぐらいかかる。
さて、バスで移動中、隣に座っていた白人のおじさんが突然、英語で僕に話しかけてきた。何を言ってるかよく分からなかったので、ぽかーんとしていると、そのおじさん、「Where are you from? Japan? ワタシニホンゴシャベレマスヨ」。おぉ、マジですか! 「ワタシはジョウチ大学でエイブンガクをおしえているのですヨ。あなたは観光客ですか?」 いや、留学してるんです。 「何の勉強しているんデスか?」 ブレインサイエンスです。 「ブレインサイエンス!?」 ええ、ラットの脳に電極さして信号を記録するようなことやってます。 「オォー!コワイことやってますネェ!」 よけいなおせわだ。
会話はそれでネタ切れになってしまったのだが、僕がこれからMETに行くことを伝えると、「じゃあ、ワタシもついていきます。」といって、一緒にMETに行くことに。変わったおじさんだなー、と思ってましたが、しかし展示室に入ってみると、ティエポロがどうのこうの、ティントレットがどうのこうのと語りはじめて、とけっこう絵に詳しいおじさんでびっくりいたしました。しかも、なぜかコーヒーをおごってもらいました。いいおじさんでありました。そのおじさんと、閉館時間まで絵を一緒に見たわけでありました。
とくにオチはないですけど、そんな週末でした。
話しは変わりますが、謝辞です。このページがどうやらグーグルでひっかかるようになったみたいです。皆様がリンクを張ってくれたおかげです。グーグルに登録してから3ヶ月目にしてようやくであります。ちなみに、google-pagerankは、0/10でした。。
投稿者 sfujisawa : 20:24 | コメント (0)
2005年09月09日
アスリート
今日エヴァが軽装でリュックを背負ってどこかに出かけていたので、どこに行くのかなと思っていたら、どうも週末、どこかのマラソン大会に出場らしい。マラソンって、40kmも走るの!?しかも、先週も別のフルマラソンに出場してたとか。ぴんぴんして仕事してたので全く気づかなかった。彼女は今慢性実験やってるのでそれだけでも大変なはずなのに。強い。。。
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ところで、New OrleansのKatrina被害ですが、Gardenerさん、みずのとさんのページに感化されて私も微々たるものですがdonationしてみました。米赤十字ならOnlineでカードできます。みなさまもぜひ。
投稿者 sfujisawa : 22:07 | コメント (0)
2005年09月08日
プール
ラトガースにはドーム型のひときわ目立つ建物がある。前から気になっていたのだが、聞いたところでは、この建物はどうやらラトガースの体育館で、学生・職員は中の施設(プール、ジムなど)を自由に使っていいらしい。ということで、夕方、試しにプールに行ってみた。
新学期が始まって構内には人があふれているので混んでいるかなと予想してたのだが、プールはガラガラ。というか、泳いでいるのは僕ひとりだけ。。完全に貸し切り状態である。
ところで、このプール、レーンの半分は(飛び込みができるよう)水深が深くなっている(3mぐらい)。そこでは足がつかないので、泳ぎの下手な私としては溺れかねない。そういえば、東大の御殿下プールでは、水着の上にLLサイズのTシャツを着た筋肉質なおにいさん/おねえさんが、「溺れたらすぐにでも飛び込んで助けてやるぜ」的に、常にプールサイドをぐるぐる歩いて監視してくれているので安心して溺れることができた(?)のだが、ラトガースのプールのプールサイドでは監視員らしきぷよぷよのおばちゃんがダラーっと座っているだけ。溺れたとしても絶対助けてくれないに違いない。そういう意味では緊張感のあるプールである。
ひさびさのプールなので、300mも泳ぐとばててしまって、さっさと撤退。弱い。。
↑ゴールデン・ドーム体育館。体育館の左後方の窓ガラスが割れたビルは、例の廃墟ビルです。
投稿者 sfujisawa : 20:54 | コメント (0)
JNS 9/7
メモのみ。
Retrieval Attempts Transiently Interfere with Concurrent Encoding of Episodic Memories But Not Vice Versa
Kevin Allan and Roy Allen
ヒト、行動試験とEvent-related potential。StageIでは、音声により単語("mother"とか"rock"とか)を与えられてそれが生き物であるかを判定する課題(encode)。StageIIでは音声により単語を与えられてそれがStageIで出てきた単語かを判定する課題(retrieval)と、視覚により単語を与えられてそれが生き物であるかを判定する課題(encode)を、音と視覚のタイミングを少しだけずらして同時にやる(つまり、encodeとretrivalの同時課題)。StageIIIは、視覚により単語を与えられて、それがStageIIで出てきた単語か判定(retrieval)。それで、encodeとretrievalの同時課題では、retrievalは変化ないが、encodeは影響されてスコアが下がる、という内容。
Amygdalar and Prefrontal Pathways to the Lateral Hypothalamus Are Activated by a Learned Cue That Stimulates Eating
Gorica D. Petrovich, Peter C. Holland, and Michela Gallagher
ラット、immediate-early gene系の論文。
Multiple Object Response Normalization in Monkey Inferotemporal Cortex
Davide Zoccolan, David D. Cox, and James J. DiCarlo
投稿者 sfujisawa : 20:53 | コメント (0)
2005年09月07日
セミナ
今日はうちのセンター主催のNeurscienceセミナーで、Heidelberg大学のMonyerのトーク。背が高くてスタイルがよくて、えらいイロっぽいひとでありました。。名前を知らないなーと思ったが、調べたらどうも Gap junction の Connexin 36 のノックアウトとかやってた人で、そういえばこの論文は読んだ記憶がある。共同研究者もWhittington、Wolf Singer、Westbrook、Seeburg、Markram、ギューリー、・・と、けっこう顔が広いみたいね。今日のトークの内容は、gluR-Dのノックアウトやセロトニンの話など。
投稿者 sfujisawa : 20:19 | コメント (0)
2005年09月06日
セミナ
夕方からラボセミナー。今日はアソハンの文献紹介で、櫻井研の高橋さんのこの技術論文をピックアップ。ユニットを分離するのに、PCA(主成分分析)とICA(独立成分分析)のどちらがいいかという話しからはじまり、とにかくユニット分離に関するデータ解析法に関してみんなでディスカッション。こういうデータ解析系の話しにはみんな(特に、ギューリーが)アツくなるなるみたい。かなり盛り上がってた。しかし、この手の話しを早口の英語で議論してると、まったくついていけないですね。けっこう聞き逃した。
ICAは僕はよく知らなかったのですが、イメージ的にはこんな感じかな。つまり、独立成分軸そのものがユニットに相当するわけですね。確かに便利かも。うちのラボではユニット分離はPCAを使っているが、演算部はすでにプログラム化されているので今までその辺はあまり深く考えてなかったが、やはりコードをきちんと読んで勉強しとかねば、と思った次第。
ところで、高橋さんは一年ほど前にブザキラボに3ヶ月ほど滞在なされてたみたいですね。ギューリーもいろいろ高橋さんの話をしてました。ラボのHPのアルバムに写真残ってますね。僕はまだお話ししたことがないのですが。
話しは変わりますが、昨日のエントリがpooneilさんのページで引用されてて、ちょっとうれしかったり。
投稿者 sfujisawa : 22:50 | コメント (0)
2005年09月05日
Labor day
今日はいつもより一時間寝坊してしまい、あわてて飛び起きて急いで家を出る。しかし、うちの一階の法律事務所は閉まっているし、道路もやけに空いている。ん?今日は休日か?なんか、前にもこんなことあったな。。大学に着いてみると、案の定、構内には人っ子ひとりいない。リスが楽しげに遊んでいた。。
ラボにはさすがに人はいたが、さすがにいつもよりは少なめ。慢性実験は先週ちょうど一匹終わったばっかりなので、今日は特に実験はなく、なんか休日の雰囲気に引きずられてちょっとBlog巡りなんかしてみたり。。いや、これではあかんと、ディスクワークに集中したりもしてみたんですけど、今日はあまりはかどらず。なんか不完全燃焼な一日でした。
それにしても、アメリカのカレンダーが欲しいのだけど、なかなか手に入らなくて困る。店で売っているのはもう来年のだし。
投稿者 sfujisawa : 20:19 | コメント (0)
2005年09月02日
Newark風景 (2)廃墟ビル
僕が渡米する前に、ニューアークはアメリカでも有数の治安が悪い街だ、といろいろな人からさんざん脅されていたので、はじめのうちはどんなに危険な都市なのかとびくびくしながら過ごしていた。しかし、どうやら最近は治安が少し向上したみたいで、夜にひとけの無い道を歩きさえしなかったら、そこまで危険なことはないみたいである。それでも、街の雰囲気はやっぱり荒っぽい。
特に、街の至る所にあって、すさんだ雰囲気を醸し出しているのが、廃墟ビル。虫食いのごとく窓ガラスが割れ、人の住んでる気配がしない。はじめのうちは何か怖かったが、慣れてくると、これも街の風物詩だと感じるようになる。
↑Halsey St.の廃墟ビル-S・KLEIN。
なんで改装して再利用しないんだろう。。
↑Broad St.の廃墟ビル。
Broad Stはニューアークでも一番の大通り(東京での新宿通り、京都での烏丸通り、岡山での桃太郎通りみたいな感じ)ですが、普通に廃墟ビルがあります。
投稿者 sfujisawa : 22:30 | コメント (0)
Neuron 9/1
今日は手抜きでメモのみ。
Memory Strength and Repetition Suppression: Multimodal Imaging of Medial Temporal Cortical Contributions to Recognition
Brian D. Gonsalves, Itamar Kahn, Tim Curran, Kenneth A. Norman, and Anthony D. Wagner
Wagnerラボ。
Adaptation to Synaptic Inactivity in Hippocampal Neurons
T.C. Thiagarajan, M. Lindskog, and R.W. Tsien
投稿者 sfujisawa : 22:26 | コメント (0)
2005年09月01日
Newark風景 (1)跳ね上げ橋
今日はやたら大学に人が多かった。何事かと思ったが、9月1日だから今日から新学期なのね。ギューリーもやっと休暇から帰ってきて、研究室もすこし活気づいてきたみたい。(もっとも、ボスがいようがいまいが、みんなマイペースなのですが。)
今日も特にネタがないので、暇なときにちょくちょく撮っているニューアークの写真でも載せておきます。
↑ニューアークの風物詩、機械式跳ね上げ橋。
ニューアークを流れる Passaic 川に架かっている橋には、跳ね上げ橋や回転橋が多い。ニューアークは昔は海運で栄えた街なのかな?橋自体は今も車の道路や電車の鉄橋として普通に使われているが、パカッと橋が開くところはまだ見たことがない。
↑Draw Bridge(っていう名前の跳ね上げ橋)と回転橋(手前)。Draw Bridgeは280号線に組み込まれていて、僕も毎日通っている。
投稿者 sfujisawa : 22:06 | コメント (0)
JNS 8/31
Self-Motion and the Hippocampal Spatial Metric
Alejandro Terrazas, Michael Krause, Peter Lipa, Katalin M. Gothard, Carol A. Barnes, and Bruce L. McNaughton
McNaughtonラボ。ラット、海馬CA1のユニット記録。ラットが、同じ環境下において、自分で歩いているときと、車に乗って移動しているとき(!)ではplace cellの発火パターンは変化するのか、という実験。車の時は、Theta波自体が小さくなり、またTheta波に対するpryramidal cellの発火phaseのlockが少し甘くなり、phase precessionも甘くなる、という結果。
これ、実験風景のビデオをsupplementalにつけてくれると面白かったのに。。ちなみに、車はこれを改良して使ったらしい。