2005年06月10日
オペの練習
僕はin vivoでの脳の手術をやったことがないので、本手術をする前に練習をしといたほうが良いと思い、今日オペの練習をやってみる。余ったラットをもらってきて、シリコンプローブを埋込む以外の過程をひととおり自分でやってみることにする。はじめのイアーバーでの固定のところでもたついていると、手術室の前を偶然通りがかったギューリーがのぞき込んできた。「お、俺が手伝ってやるぞ。」と言って、ひゅひゅっ、とラットをイアーバーで固定してしまう。「イアーバーでの固定の練習は、ケタミンとかで深く麻酔したラットとかを使って何回も練習しなさいよ。」そして、手術のコツなどを何点か教えてくれ、去っていった。ギューリーは実験をのぞくのが大好きみたいで、ひまなときはいつもみんなの実験をのぞいてまわっている。
しばらくひとりで手術を続けていると、またギューリーが早足でやってくる。手にはなんか小型の装置を持っている。「これ、レーザー温度計なんだ。こうやって、ラットにレーザーを当てるだけで、体温が分かっちゃうんだ。Fantasticだろう?」しかし、僕はラットの体温をそんなに知りたくなかったし、温度表示が華氏表示で何度なのかさっぱり分からなかったので、リアクションがとれないでいると、そのままその装置をもって去ってしまった。何だったのだ?うまくリアクションすれば貸してくれたのかな?それとも単なる装置の自慢?
まあ、そんなかんじで朝から夕方まで練習をやっておりました。
投稿者 sfujisawa : 2005年06月10日 20:03
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