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2005年08月03日

Neuron 8/4

Inhibitory Postsynaptic Potentials Carry Synchronized Frequency Information in Active Cortical Networks
A. Hasenstaub, Y. Shu, B. Haider, U. Kraushaar, A. Duque, and D.A. McCormick

McCormickのグループ。スライスとvivoの両方でUP/DOWN中でのEPSP入力とIPSP入力を詳細に調べた、という論文。UP中ではIPSP入力は近隣細胞で同期してるよ、だからIPSPは発火のシンクロやタイミングモジュレーションに重要だよ、という内容。それほど真新しくはない。(というか、なんかマンネリ化してきたなー。。)

Synaptic Mechanisms of Forward Suppression in Rat Auditory Cortex
M. Wehr and A.M. Zador

感覚刺激、例えば音刺激を2回連続(刺激間隔 ~500ms)で与えると、auditory cortexのneuronの発火数は、1回目の刺激に比べて、2回目の刺激では減少する。これをforward supression(あるいは forward masking)というらしい。このメカニズムを調べた論文。Vivoパッチで、音刺激を与えたときのPSPとそのときのSynapticコンダクタンスを評価した実験。Synapticコンダクタンスは、Excitatory成分もInhibitory成分も50~100msで元に戻るので、100ms以上持続するforward supressionは、GABA系による抑制が原因ではない、という結論。

Zador、久しぶりだなー、と思って調べてみたら、この論文を見落としてた。最近はvivoパッチでコンダクタンスを調べる系のことをやっているのですね。

Testing the Efficiency of Sensory Coding with Optimal Stimulus Ensembles
C.K. Machens, T. Gollisch, O. Kolesnikova, and A.V.M. Herz

面白そうなのですが、あまりよく分かりませんでした。

投稿者 sfujisawa : 2005年08月03日 21:32

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