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2005年06月06日
オペの見学
今日はけんじさんに慢性記録用の手術を見せてもらう。
まず、麻酔をかけてから、イヤーバーでラットの頭部を固定し、バリカン(!)で毛を刈り、メスで頭皮をきり、ブレグマとラムダを確認する。ここまでは薬作のプロトコールとほぼ同じ。そのあと、ブレグマとラムダを大きく囲むように、skullにアンカー用のねじを小さいねじを8本ほど打ち込んみ、それを歯科用セメントで固めて足場を作る。グラウンド電極・参照電極用のねじも小脳部のskullに打ち込んでおく。セメントが乾いたら、電極を挿すべき場所のskullに穴を開け、用意しておいた電極を挿す。穴は、電極を傷めないように、ゼリーで固める。そして、電極を支持しているマイクロドライブを、セメントでskullに固定する。すべての電極を挿し終わったら、5cmぐらいの金属製の網で全体を囲って(ノイズ対策のファラデーカップ)、その網をはじめに作った足場に、セメントで固定する。そして、電極につないでいるコネクタ類を、金網にうまく固定する。
以上が手術の流れ。けっこう大仕事で、慣れているけんじさんでも10時間ほどかかっていた。
投稿者 sfujisawa : 2005年06月06日 19:50
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