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2005年07月22日

海馬露出手術

次の実験で、ventral側の海馬に電極を挿そうかと思っているのだが、海馬は「つ」の字型に3次元構造をとっているので、ventralにはどのように刺せばいいのかは幾何的にけっこう難しい問題である。そのへんを、ギューリーに相談に行ったら、「じゃあ、いらないラットを使って、海馬の3次元構造を実際見てみようか」といって、Neocortex吸引による海馬露出手術を実演してくれることになった。

さっそくいらないラットに麻酔をかけて手術台にセットしてギューリーに交代。ギューリーは口笛を吹きながらさくさくと手術をする。頭蓋骨を開いて、慣れた手つきでNeocortexをアスピレータですばやく吸い取ると、きれいに海馬が見えるようになった。「海馬は立体的にはこうなっているのよ。じゃあ、あとは自分でいろいろ検討してみて」といって去っていった。

ギューリーのこういうフットワークの軽さは良い。すごい勉強になる。

投稿者 sfujisawa : 2005年07月22日 22:12

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