2005年12月07日
JNS 12/7
メモ。
Recognition of Familiar Individuals in Golden Hamsters: A New Method and Functional Neuroanatomy
Wen-Sung Lai, Leora-Leigh R. Ramiro, Helena A. Yu, and Robert E. Johnston
ハムスターを用いた social memory の論文。動物(rodent)の個体識別において、相手のことを知っている(familiar)かどうかの記憶だけでなく、相手の性質までも記憶しているかどうかを評価する系を考えた、という論文。
被験者ハムスターは、experience phase において、2匹のハムスター(ハムスターAとハムスターBとする)とそれぞれ面会する。面会の仕方は、ハムスターAとは、金網を隔てて穏やかに面会させる。ハムスターBとは、戦わせる。(ハムスターBは敢えて喧嘩の強い奴を選んでいるので、被験者ハムスターは、ハムスターBには負ける。)
test phase では、被験者ハムスターは、Y-maze を行う。ここで、Y-maze のうちの一本のアームに、ハムスターA、あるいは、ハムスターBがいる。で、被験者ハムスターが、その他人ハムスターのいるアームをどれだけ避けるか、で評価。被験者ハムスターは、ハムスターBがいるばあい、そのアームを有意に避ける、という結果。
あと、c-Fos 実験や、局麻実験など。海馬依存らしい。
Materials&Methodsを読むかぎり、評価系にはあまり洗練されてない部分も多くあるように感じたが、でもまあ面白い論文かな。
ところで、この論文で参照してあった、この論文が面白かった。羊も(羊の)顔認識ができるらしい。しかも、50匹分の羊の顔写真を識別できて、それを2年以上も記憶しているとか。。
Motor Memory Consolidation in Sleep Shapes More Effective Neuronal Representations
Stefan Fischer, Matthias F. Nitschke, Uwe H. Melchert, Christian Erdmann, and Jan Born
Competitive Stimulus Interactions within Single Response Fields of Superior Colliculus Neurons
Xiaobing Li and Michele A. Basso
Neuronal Sensitivity to Microsecond Time Disparities in the Electrosensory System of Gymnarchus niloticus
Atsuko Matsushita and Masashi Kawasaki
投稿者 sfujisawa : 2005年12月07日 22:03
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